〜フェンシングについて〜

種目の紹介

 フェンシングフルーレ、エペ、サーブルの3つの種目からなります。種目ごとにルールが違っており、独特の魅力を持っています。ここではそのそれぞれについて、簡単な紹介をします。

   

 

-フルーレ-

 日本で最も一般的な種目です。攻撃は、剣先を用いた突きによって行われます。単に突いただけでは得点にならず、胴体部分のみが攻撃有効面として認められます。特徴的なルールに、攻撃優先権(以下攻撃権)があります。たとえば同時に審判器のランプが点灯した場合、この権利を持っていた選手の攻撃が優先されます。最初に攻撃動作を起こす、相手の剣をとらえるなどによって攻撃権が発生します。攻撃権の奪い合いや素早い突きの応酬が見所です。  

 

-エペ-

 決闘に由来する種目です。攻撃は、剣先を用いた突きによって行われます。フルーレとは違い、いち早く相手の体を突いた方に得点が与えられます。攻撃有効面は全身です。いかに自分は突かれず相手だけを突くかということが重要なので、持久戦になりやすいのですが、試合中張り詰める緊張感は魅力でもあります。  

 

-サーブル-

 馬上剣術に由来する種目です。攻撃は、突きだけではなく斬ることによっても行われます。フルーレと同様に攻撃権が存在します。斬りつけるという攻撃法と、攻撃有効面がこぶしと後頭部以外の上半身全てと広いことから、近い間合いでは攻撃を受け止めづらいので、フットワークが重要になります。早い試合展開と激しい動きは、見ているものを飽きさせません。

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